川崎市川崎区の屋根ケラバ修理
2015年10月21日水曜日 ケラバ 屋根修理 川崎市 板金屋根
本日は屋根のケラバ修理です。
お電話を頂き現場に駆けつけると、すでにケラバが外れている状態です。既存のケラバの寸法を測り現場で加工してからの設置です。
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施工前・屋根ケラバ |
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施工後・屋根ケラバ |
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捨て板なし・ありケラバ |
今回の修理で、取り付けたケラバは、L字型の捨て板が無いタイプです。強風や横殴りの雨からは野地板やルーフィングを守れるのですが、伝わって来る雨に対しては弱い部分があります。伝わっていった雨水は、ルーフィングと野地板の層に入り込み、木材をボロボロに腐らせる原因になります。
稀にある事なんですが、役物(ケラバ・棟・水切り等)の解体中に下地の木材がボロボロで釘も抜けているのに、何故か外れない役物があるのです。板金役物が引き千切れんばかりの力技で外すんですが、その役物の裏面を見たらコーキングがたっぷり付いているんです。コーキングで支えられていたんです。釘が抜けていて、下地が腐っているけど大丈夫な事ってあるんですよね。(笑)
たっぷりと役物全体にコーキングを付ける必要はないです。継ぎ目(ジョイント)にしっかりつけておけば、多少腐ろうが、釘が抜けようが総持ちで支えられて以外に大丈夫なんですよ。
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ケラバと屋根材の納め |
今回は既存の屋根材が波板(山と谷がある屋根材)なので、平葺きに比べたら雨水の侵入は防げると思います。次回はケラバ板の全交換で、捨て板付のケラバにしたいですよね。今回は一部破損部分の屋根修理だったので既存品と合わせる形での補修でした。
以上、屋根の便利屋でした。